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パピチャ 未来へのランウェイのaaaakikoのレビュー・感想・評価

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ファッションショーをしたい…っていうから街なかででもするのかと思ったら、寮の中!?
女子寮の中で仲間うちでやるショーすら認められないの!?
そんなことって…
しかもそれを取り締まっているのが、男性だけでなく原理主義の女性っていうのが何とも…。

最初は、主人公始め周りの女の子がどうも苦手で入り込めなかった、正直。
美人で気の強い女の子たちが、トイレで集ってタバコ吸って口汚いケンカしたりゲラゲラ笑ったりしてる感じがスクールカースト的なの思い出してしまって。
でも、その考えは完全に間違っていたと反省しました。ごめんなさい。
日本でちょっとイキがってるのと、この国で強気でいることとは、まったく違うのですね。違ってた。
ストーリーが進むにつれ、主人公の強さがとてつもなく悲しく思えてきてしまいました。
「ハイク」という伝統的な装束の布を使ったファッションショーを、と考えるのがすてきだなと思ったし、そんな状況なのに、この国を離れたくない、と主人公が主張するのもジーンと来ました。
土からビーツを掘り出すシーンも好き。

この映画は本国では上映中止、とあったけど、てことは状況は変わっていないのか。
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