前からずっと
思ってはいたんだけど
イスラム教の国に
生まれた自分って
まじでそれだけで既に
人生めっちゃ損してないか？
と思ってる女性は結構な人口数
いるんではなかろうか。
一見ありがちなガールズムービー
の見た目を纏ってる本作を
見てる間、改めてその考えが
頭から離れない
ヒジャブ着用の義務。
それは時代錯誤も甚だしい
ようにすら思われる
厳しい戒律でありながら
女性を守るためのルール
と言えば聞こえはいいけど
じゃあ「女は喋るな。
ずっと家にいろ」ということかと
若い女性にとっては殊更に
自分らを縛るものでしかなく
ファッションという言葉を武器に
彼女らは戦っていく
最後の事件がなかなか衝撃的で
悲しいんだけど
女の子らが楽しそうに海で
わちゃわちゃしてるシーンに
少しだけ救われる。
このガールズの中に1人だけ
頭に被ってるあれを取れない娘が
混ざってるのがまたなんとも良い。
こういう子を「お前は敵だ」
みたいな
仲間はずれにしない感じが
それだけで何だかとっても救われる
あとは何だかんだあっても
この主人公が「自分の国が好き」
というところ。
それは友達や家族がいてこそでは
あるけど
やっぱり国とは人なのだと
つくづく思う。
