物体X

マリグナント 狂暴な悪夢の物体Xのネタバレレビュー・内容・結末

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

夫からDV受けてる主人公。頭を壁に打ち付けられたり、せっかく授かった赤ちゃんを何度も流産したり散々な日々。
夫は手を出した直後に「ゴメンゴメン」と急に謝るクソ野郎。

その夜、主人公が眠ってたらリアルな夢を視る。クソ旦那が惨殺される夢。なんかめちゃリアル。
夢かと思いきやマジで旦那は夢の通りに殺されていた!!

「正夢だなんて。怖い偶然もあるもんだなぁ」
ってわけにはならず。

その日から同じように殺人現場の夢を見るようになる主人公。そのとおりに殺されていく人々。犯人しか知らないはずのことを知っている主人公。
なぜ?次第に疑われていく羽目に。

謎を解くカギは主人公の生い立ちにあった…!

そしてついに本気を出す殺人鬼!!
グググ…からのクルッ、パッカァ、バキボキ…そして→
ブッコロパーティー…!!!ずっとオレのターン!!!スパイダーマンばりに画面いっぱいに動く動く。

とばっちりを受けるアバズレ達。
為す術もないポリスメン達。

観客ポカーン、最初は「お、おお…」的な感じでしたが
凄まじい展開に最後は「うぉおお!」ってなってました。そのまま終。

みたいな映画でした。
分かりづらくてすみません。
昔VHSで見たとんでもスラッシャー映画の正当後継作です。ポスターや予告のそこはかとないスタイリッシュな感じは罠です。

「暗いとこから物音→一人で確認しに行く→案の定酷い目に」
「廃病院に何故か若い娘が一人で潜入(しかも懐中電灯片手に夜!)」
「凶悪犯相手にヒョロい刑事が一人でどこまでも追いかける!応援呼べよ!」
「ってか主人公は筋肉痛とか関節痛とかないの?」

などなど、ツッコミどころは数知れず。
だがそれがいい。

ラストのなんも根本的解決してないのに偉大な愛の力でウヤムヤにする感じも好き。

ちなみにマリグナントってのは「悪意を伴う、悪意を示す、有害な、(腫瘍)が悪性の」
って意味だそうです。
観賞後に読むとまんまネタバレですね。
邦題で変に改変してないのは好感持てます。

ゼヒ続編観たいですが、盛大にネタバレしたあとなので、むずかしいかな。
物体X

物体X