大アドリア大陸

マリグナント 狂暴な悪夢の大アドリア大陸のネタバレレビュー・内容・結末

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

一切前情報なしでふらっと観に行ったけど久しぶりにホラーでめちゃくちゃ面白いと感じた。
冒頭から怖さのエンジンかかっていて、夫のデレクが殺されて自分も狙われるか…!?と逃げる場面、画の構成などかなり好みな部類。殺人鬼の"彼(ガブリエル)"のアクションとビジュアルがなり良い。デレクがマディソンと見間違えてから殺されるまでの間、冒頭のエミリー、ガブリエルの幼少期からのつながりですぐにマディソン=ガブリエルなのだろうなと分かったが、ガブリエルが悪魔そのものでは奇生双生児なのは思いもよらなかった。個人的には寄生双生児のビジュがただのグレイ型宇宙人みたいで笑いそうになったがそれ以外はかなり好きな作品だった。
画作りや、白昼夢の転換のCGエフェクト、ガブリエルのビジュ、シミオンの雰囲気など好きなポイントを挙げればキリがない。
強いて言うなら、キラーの名前もガブリエルだしもう少し宗教的要素が欲しかったかが、全体的にうまくまとまっていた印象。
面白かった。