・ジャンル
ファウンドフッテージ/POV/スナッフ
・あらすじ
数多の殺人や拷問を重ねてきたピーター・マウンテン
彼が恋人、クラスティと仲間のマゴット、そして第4の仲間を引き連れ再び悪行を重ねていく
・感想
内容のエグさと映像のリアルさから悪名高い「August Underground」シリーズの2作目
前作では主犯、ピーターとカメラマンの男の暴走が描かれていたのに対し、今度は恋人のクラスティと仲間のマゴット、更に4人目の殺人者も加わる事で1作目から貫かれたエクストリームメタルやハードコアパンクに一般層が抱く偏見に満ちたパブリックイメージを地で行く様な世界観となっている
実際、4人目の殺人者を演じているのがデスメタルの始祖の1つとされるNecrophagiaのヴォーカル、Killjoyであったりという所からそれは狙った物なんだろうと思う
しかし前作と同様に殺人も拷問も一般的なゴア作品より簡単に成されない生々しい描写が多い事もあり、デスメタルというより個人的にはトラップメタル界隈のラッパー達の振る舞いをより過激にした様な印象を受けた(日本のYokai JakiやRirugiliyangugiliとその周辺のラッパー達やUSのNASCAR ALOE、Spider GangやDEATHPROOFといったクルー達)
やたらとキレては仲間割れする様子や自傷などがそれをより強く感じさせる
そして前作はとにかくウンコ推しの所があったのに対して今作はゲロを標的に浴びせたりレイプや死姦が多かったりという違いもあった(スカトロが苦手な人にとっては恐らく今作の方が見やすい)
一方でタブー性は今作の方が強い
クラスティの近親相姦からスタートしたり後半では首が切られ切断面に蛆の湧いた赤ん坊がゴミ箱に捨ててあったりとやりたい放題
その上、その蛆を食べたり死姦したり前半では標的に自らのチンポを切断させるなど不快描写はよりえげつない
そこまでしながら動物は手にかけない感じに製作者達の人道を感じてしまったのでもはや感覚が麻痺してきたかも…w
3作目、「August Underground’s Penance」がどうなってるのか気になる
より過激だったら笑っちゃうかもしれない…w