NaoyaMiyazaki

シングルスのNaoyaMiyazakiのレビュー・感想・評価

シングルス(1992年製作の映画)
3.6
この作品に出会ったのは高校時代。
映画館で観たわけではなく、ただなんとなく面白そうだからという理由でビデオやで手にとったVHS。
後に『ザ・エージェント』や『バニラ・スカイ』を撮ることになるキャメロン・クロウの作品にこの時代に出会えたことは幸運だった。
この映画がきっかけで制作側を意識した映画に興味をもったのかもしれない。

章立てに進むストーリー。
カメラに語りかけるキャストたちがオルタナティブ・ロックに乗り軽快に進める展開。
自由な演出で台詞を感じさせないリアリティ。
ファッション、音楽、恋愛、酒。

多感な青春期に重なって、『トレインスポッティング』や、『パルプ・フィクション』のようなアヴァンギャルドな作品に、映画の楽しみを教えてもらい始めた次期だったけれど1992年のこの作品にも強い刺激をもらった。

作品を見たらいつでも当時の事を思い出すことが出来る。
そんな作品を人生で一つでも多く持ちたいものだ。
NaoyaMiyazaki

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