うめ

シングルスのうめのレビュー・感想・評価

シングルス(1992年製作の映画)
3.8
トキメキを取り戻せ2017 39

キーラ・セジウィックとキャンベル・スコットのカップル。
キャンベルの隣人であるマット・ディロンとブリジット・フォンダのカップル。
そして、その周りのシングル達を描く。

私にとって…
これはトキメクというよりは、トキメいていたあの頃を思い出す作品です。
これとか「リアリティ バイツ」を観て憧れていた高校生だったあの頃。
自分も23才になったら、こんな事が待っているのかな…
東京に行ったら、ブリジットみたいなオシャレなお姉さんがいるのかな…
そんな妄想していました。

今となっては少し古臭い部分もありますが…
思い出補正でプラスαしてしまいます。
ですが!
出てる人達の良さは古びてなかった。

ブリジット・フォンダの魅力がたまらない。
綺麗で、キュートで、知的で、オシャレで、ミステリアスで。
そのどれか一つに偏る事のない、不思議な透明感と存在感。
出演作にあまり恵まれていないなのが残念。

キーラ・セジウィックの明るい雰囲気なんだけど、漂う幸薄い感じ。
「スウィート17モンスター」では、お母さんやってましたが、時の流れを感じますね。
でも、こういう役が凄くあっている。

キャンベル・スコットの良い奴さ。
彼の不器用なところ、共感できるな〜

そして、マット・ディロンのダメさ加減とうさん臭さ。
失くしてから気づくもの。
彼のこういうところ、大好きです。


憧れていた彼等。
今は、応援したくなる年になってしまったんだなぁ。
ラストに訪れるトキメキ。
やっぱりいくつになっても好きです。
トキメキは、ずっと続いていくんだ。
うめ

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