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Doll Syndrome(原題)のizuのレビュー・感想・評価

Doll Syndrome(原題)(2014年製作の映画)
3.8
元兵士の主人公。捕虜として拷問されていた過去を持ち、その影響で精神障害を患ってしまっている。掃除、洗濯、外をぼんやりと眺める、オナニー、自傷、食べては吐き、スーツを着て、普通に働いている人のふりをして外を出歩く。そして帰っては自慰と妄想。
そんなある日、主人公はとある女性に一目惚れする。しかしその女性には彼氏がいて...

ジャケとあらすじからしてB級なラブドホラーとしか思えなかったのに全然違った。海外サイトのあらすじには完全に「殺人鬼の男が究極の生きた人形(多分ラブド)を作るために....」みたいな風に書いてたのに全然ラブドホラーですらないし真面目に作られてた

殆どセリフ無しの淡々ムービー。全体的に暗いし、やはりアートホラー。
残り30分らへんに少し会話はあるけどそこ以外にセリフは無い。主人公も一度も喋らない。でも主人公の人の演技が結構良くて退屈はせず、普通に見入ってしまった。
主人公は作中ほとんど表情が変わらず、ずっと無表情で目力が凄い。
指で口角を上げて笑顔を作ろうとするも上手くできない。
そんな無表情でアホな事やってるからシュールで思わず笑っちゃうけど、外を見る虚ろな目には引き込まれてしまうし終盤なんかそのままずっと無表情だから普通に怖かった

グロはそこそこエグいけど、汚物も凄い。’’食べては吐き’’と書いてるだけあってかなりゲロリン多め。しかも普通にきもちわる~い見た目のを写してくるのでそれなりにキツかった。特にタバコを灰ごと口に入れてげろりするとことかドロッドロでうぉぇ。
う:ちも超汚かったしどうすれば普通にうぬちしただけなのにそんなに尻にうぬち付くの????
なんなら開始5分くらいで外見ながら自慰って射精するし映像の6割くらい主人公の裸が写ってるので汚物耐性強くないとオヌヌメはできないし終盤のグロも中々。
おチンの頭に根性焼き、既にちょっと太めの針が貫通したチンをボロンして相手の顔面に血尿ぶっかけ。さらにあにゃるを腕で採掘。これ全部一切の表情を変えず無言で淡々とやってるんだから恐怖以外の何物でもない。

でも基本的に最後30分まで同じ事の繰り返しで、自傷したり食べてゲロったりおなぬるしたり~~~の繰り返しでテンポもそんなに良く無い。けどこの繰り返しがあるからこそ彼の暗く虚ろな人生を身近に感じれるのかなとは思う。

全体的には悲しい感じのストーリーだったりするのにおチンとゲロリン祭りだしグロいしで観終わった時の感情に困る。
とまあ、いつも通りドミたんらしいアートなホラーでしたね。
ジャケはいかにもラブドホラー!って感じなのにラブドは使うだけで言うほど関係なかった。かなしい
あとラストはちょっとわかりずらい。自分の解釈が合ってるのかもわからない。
さらに今回、言いたい事上手く書けてるかわからなくて観て1日経ってから書いたけど未だに上手く書けてるか全然わからな~い!内容が伝わるかもわからな~い!というかこのレビュー自体に自信な~い!もしかしたらまた書き直す。

視聴 2023年3月11日
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