マエダホノカ

ミナリのマエダホノカのレビュー・感想・評価

ミナリ(2020年製作の映画)
3.9
ミナリ=芹

は韓国語でセリを意味する語である。
「たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている」という。

…おばあちゃんからモニカへ、
 モニカから、アンとデイビッドへ…。

愛のループが感じられた。


夢見てアメリカに来たダディは、
上手く夢を獲得できない中、
ミナリを大きく育て上げたおばあちゃん。

対比が良かった…


夢を見て追うって、大変だし、先が見えない。
私もそれが理由で諦めた身。


「見えるものは恐くないんだ
本当に恐いのは 見えないことだよ」

おばあちゃん、
私もそう思う…。


これは自分のバックグラウンドの話だけど、
地元が北海道で、
広大な自然、光の入り方が似ていたり、
私のおばあちゃんも脳卒中で倒れたり。

重なる部分が多くて胸が苦しくなった。