このレビューはネタバレを含みます
オンライン試写会にて。
3人の監督による3篇から成るオムニバス映画かと勝手に思っていましたが、短編が積み重なった作品でした。
どれもトーンが統一されていてとても見やすく、非常に自分好みでした。
印象に残っているのは、圧倒的に伴くんと牧田くんの友情物語。伴くんの架空の牧田姉への片思いがいきすぎていて超絶気持ち悪かったけど、知らない間にホロッときていました。
「唯一の友達を失いたくない」という保身のための嘘だったとしても、牧田くんのおかげでなんだかんだ良い人生を送れている伴くん。ついには、差し出されたティッシュがパンツに見えるという幻覚に襲われるくらい精神を削っている牧田くんに幸あれ。
その他ツボにはまったところ、竹原ピストルの「ごめんね」、ビデオ店の『悪魔のぬけがけ』、殺人空手道場の師範代などなど。
