シネマウォーカー

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。のシネマウォーカーのレビュー・感想・評価

4.2
 怖い、終始体を強張らせ、薄目を開けて観てました。意識しないと呼吸を忘れるシーンもあり、“怖いもの見たさ”は満足しました。もう観たくありません。家に帰るのが怖いです。

○ストーリー
 1981年に起きた実話を元にした作品。青年アーニーは殺人を犯した。彼は一貫して悪魔のせいと無罪を主張した。心霊研究家ウォーレン夫婦は悪魔の存在を立証するため、事件を追いかけるのであった。

○良かった点
・恐怖描写が見所です。アメリカのホラーはグロに頼りがちだが、悪魔の正体やモンスター的な描写は適切な範囲と思えます。前振りや雰囲気で恐怖が味わえるので、とても良かったです。とても怖かったです。
・話運びがとてもわかりやすいです。キャラの特徴を捉えつつ、話がどんどん進んで行くので、観てて飽きないです。
・ネタバレのタイミングが良いです。この手の作品は悪魔の正体や事件の解決が見えてくると恐怖から解放されますが、なかなか見せてくれません。かと言ってダラダラやってる感もないので、非常に良い脚本でした。怖かったです。

 ジャンル映画として、とても楽しめる一作です。是非劇場でご鑑賞ください。
私は家でホラーは観たくないので必ず映画鑑賞で観ます。家に恐怖は持ち帰りません。