ペンバートン

あの頃。のペンバートンのレビュー・感想・評価

あの頃。(2021年製作の映画)
4.5
あまりに輝いていた「あの頃」の思い出を大事に留め、時にそれを懐かしんで微笑む瞬間がありつつも、決して自らが生きる今、そしてこれからを否定せずに全肯定して力強く歩んでいく様はとても眩しかった。ラスト近くで剣が言及した、常に可愛さのピークを更新し続ける道重さゆみの名言はそのような彼らの姿とアイドルオタクとしてのアイデンティティが見事に重ねられていた。

太賀演じるコズミンをはじめ、鑑賞後にも恋愛研究会のメンバーに対する愛おしさが残り続けている。『恋ING』のリピートは必至。