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おらおらでひとりいぐものShinMakitaのレビュー・感想・評価

おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)
1.0
東京近郊の一軒家で独り暮らす桃子さん。もうすぐ75歳になるおばあちゃんだ。病院や図書館くらいしかいく所もなく、会話も最小限。子供たちは離れているし、夫は他界した。いわゆる「孤独」な彼女の前に、「おらだばおめだ」と言う3人のおっさんが現れる。桃子の寂しさを擬人化した存在の彼らと過ごすうち、1964年の青春時代がフラッシュバックする。親の言いなりで結婚し家庭に縛られて生きるのなんてイヤだと東北の故郷を飛び出し上京した桃子。しかし、結局は同じ東北出身の周造と普通に結婚し普通に主婦を続けてしまっていたっけ…


「おらおらでひとりいぐも」。

以下、ねたばれでひとりいぐも。


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1人のおばあちゃんが脳内で後悔し、諦観し、最後に自己肯定する。ただそれだけの映画で、事件も起きなきゃドラマもない、体感五時間くらいの「なんにもない」日常がずーっと流れます。正直あくびが止まりませんでした。シュールな展開に驚きも笑いも感じない俺の問題なのか、沖田監督のセンスの問題か。医者目線では、あの外来診療が反面教師的に役立ちそうでありがたかったけど、退屈さは否めない。残念!
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