ぎょうざ

エイブのキッチンストーリーのぎょうざのレビュー・感想・評価

3.6
ノア・シュナップくんの主演作品とあらばエンヤコラという気持ちで観てきた。
水曜日のカリテ、密!本当に密で怖かった!体温検査もないし満席だし、びっくりした!

作品はとにかく綺麗でした。
「料理が好き」ではなく、「食べ物が好き」というところが、とてもピュアで、作品の醍醐味でした。
食材自身と向き合い、自分の中のセンスで組み合わせていく味の地図。
あと、SNSで主人公が投稿し、それにリプライがつくところが彼の交友相関図が凝縮している感じがして良かった。

宗教や国民性のような圧倒的強いものがない日本人には、ここまでの家族紛争は起きなそうだけれど、エイブの作るフュージョンフードのように、お互いが歩み寄り、時には譲歩し、互いを尊重し、手を取り合うことが、「和解」への唯一であり最も近い道のりなのだ。
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