nao

エイブのキッチンストーリーのnaoのレビュー・感想・評価

3.9
人種のるつぼだからこそ、大好きなニューヨーク。いろいろな文化があって、だからこそだと思うパワー溢れる街。
昨年までは毎年行っていた。行くと、なんて自分て存在は小さいんだろうと思う。
日常は悩みや傷つくことがあるけれど、所詮単一民族島国で、同じ言語しか話さない中でのこと。
世界はこんなに広くて、いろんな人がいるんだなぁ。と人をみて思う。英語が母国語ではない国の人たち。母国から出てきたそんな人達が共存している。
わたしは言葉が通じる所にいるくせに、言えないというか言わないことが当たり前になっている。
もっと言葉で伝えてみよう、頑張ろ!と、行っただけで思える、一粒で何度も美味しい、アーモンドグリコのような街。

だからこそ、こんなお話もあるだろうな、とリアルに感じられた。
こうでなくてはならない、という、そこまで強い思想がないけれど、宗教とはこういうこと。戦争のきっかけになったりもする。
エイブが食を通じて、仲良くして欲しいと思うのも凄く説得力がある!
食は『美味しい』と楽しむためのもの。
そして、ニューヨークには、ない料理がないくらいいろんな美味しいものがある。それは文化の共存であると思う。
エイブが傷つくところ、後になって気付き心配する大人たち。双方に感情移入してしまい、自分でもびっくりするくらいボロ泣き。

ニューヨーク、いつ行けるのかな。。
マンハッタンを対岸に見るブルックリンブリッジのたもと、スモーガスバーグを思わせるロケーションもアツイ!
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