2023-35本目
仲野太賀、吉岡里帆の演技
山中さん素敵。
ぎばちゃんいいですねぇ。
余さん、流石です。
最後の咆哮。
やることなすこと裏目に出てしまう、不器用な男、たすく。なんだかちょっと無意識に誰かに寄っ掛かってる彼の、それでも最後に娘に向かって、「悪い子はいねえがぁ」と、ありったけの愛情を込めて叫ぶ姿に胸を打たれました。
親として、出来うる限りの責任。顔も見せれない中での最後の咆哮には泣かされました。
過去の遺物として忘れ去られようとしているなまはげとたすく。
伝統を守ろうとしている人もいるものの、時代と共に形を変え、本来の姿を失おうとするなまはげと、現代に、社会にうまく適応できないたすくが、とても上手なメタファに感じました。
エンタメでは全然ないのですが、じっくり見る人にはおすすめだと思います。