竹野康治郎

トゥモロー・ウォーの竹野康治郎のレビュー・感想・評価

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)
3.9
Amazon prime限定作品です。元々は劇場で公開予定だったらしいですが、コロナの影響で配信限定になった作品です。思った以上のクオリティと設定の高さは流石だなと思いながら、もっと大きなスクリーンで見たかったと思います。

タイムリープもので、未来から過去へ突然現れて、助けて欲しいというぶっ飛んだ設定はその世界観に一気に連れて行ってくれます。アクションとモンスターとの戦闘シーンは非常に見事があって、かなり楽しめます。民間人を送り込むという前代未聞の展開とそれに伴う表現の幅があることで、観てる側にも親和性を生むところが新しかったです。

一方で、設定やアクションだけでなく、ちゃんと家族の話が軸にあるので映画を通してブレがないのがいいです。主人公の親に、娘、時間という軸を飛び越える設定だからこそ、描ける形をとっています。このジャンルの映画において脚本、構成がしっかり作り込まれているなと思いました。そしてJKシモンズが相変わらずいいキャラクターと演技をしています。クリス・プラットもいいです。

配信オリジナルだと思って見ていない方、是非ご覧ください。

2021年公開作品   26作目
竹野康治郎

竹野康治郎