ゆらり

トゥモロー・ウォーのゆらりのレビュー・感想・評価

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)
3.7

「いつか来る明日を救うために未来で戦う」

2022年12月、サッカースタジアムに突如異空間が出現し、未来からの使者たちが地球に訪れる。未来はエイリアンとの戦争で滅亡が近いため、人々は世界規模で徴兵され未来戦争へに参加させられ、人類と地球の存亡をかけた時空を超えた戦いが始まる。

SF映画において、ご都合主義、主人公補正、全然アリだと思います。イラク戦争での軍事経験のあるクリス・プラット演じるダン、モリモリの筋肉も相まって安定感マシマシで格好良い。有名な恐竜映画のように手を掲げてエイリアンをなだめることもありません。

阻害薬を持ち帰り過去から未来を変えるストーリーも王道で、ゆるい縛りではあるが、インターステラーを攫ったような司令官との関係や、ホワイトスパイク(今作の敵)の気持ち悪いビジュアルなども推せるし、時空間ワープのワームホール演出も少年心が昂る。

銀世界での戦い、ホワイトスパイクの強みが存分に出ているし、J・K・シモンズの熟練スナイパー感がなんともツボでした。時間が長いというコメントも散見されるが、ストーリーの設定上2度美味しいくらいのテンション感で観了。
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