フークワ監督の新作か〜クリス・エヴァンスが降板したやつか〜時が経つのは早いな〜と呑気に鑑賞してみたら、思った以上にトンチキな映画が飛び出してきてビックリしちゃいましたね。
コミック原作であろう「前世の記憶を持つ者達」の壮大な闘い…の筈なのに…色々と不要だったり遠回りだったり…大作を観た満足感がまるで無い作品だった。
多人数VS個人の戦いが「すごい兵器でドーン！」で処理され続けたり、閉所的でつまらないロケーションが続くのはコロナ禍での映画製作の弊害なのだろう。いや、そう信じたい。
「病理として処理された上でのイレギュラーな存在」という主人公の個性がまるで意味を成していなかったのが1番残念だった。
最後まで断片的にしか思い出せない状態のままに出来ないのならば、早々に思い出させて「刀を持った超能力も使えるウォールバーグが暴れ回る」トンチキな映画として突き抜けるべきだったと思う。
あのオチを持ってくるのなら中世舞台のオーバーテクノロジーな映画が良かったですね。3部作とかで、最後の最後に現代編をやるような。
