EDDIE

トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャングのEDDIEのレビュー・感想・評価

4.0
オーストラリアの義賊“ネッド・ケリー”が紡ぐ自分の物語。
罪は過去となれど罪の意識は消えない…反逆は腐った大人や権力への対抗策。
壮絶な展開の連続から目が離せない!
あと登場人物だいたい裸。

この物語は真実ではない。

そんな出だしで始まる映画はなかなかに斬新だったけど、開始30分ぐらいからもうホントに引き込まれて目が離せませんでした。

比較対象としてどうかわからないけど、一応実在の人物を描く映画ということで、数ヶ月前に観た『テスラ』よりも数倍楽しかったしワクワクしましたね。
伝説のダークヒーロー。オーストラリア史に残る犯罪者であり、英雄の物語。

ネッド・ケリーを演じるのは『1917 命をかけた伝令』での好演が記憶に新しいジョージ・マッケイ。

脇を固めるのがラッセル・クロウ、ニコラス・ホルト、チャーリー・ハナムら全員魅力的で、それでいて憎たらしい。
ネッドが義賊で警察といった国家権力に反旗を翻したのは、間違いなく少年期からの育った環境にあります。
彼にとって大切な家族、そして母の存在がすべて。
だけど、この19世紀という時代においては真っ当に生きるのは難しい。
道を外れることがもはや生きる術。

中盤登場するトーマシン・マッケンジーも美しかったですね。
あとは男も惚れ惚れするジョージ・マッケイやニコラス・ホルトの肉体美。特にマッケイの鍛え方は本作で見られることを想定してとことん鍛え上げたかのように見えました。
まぁもちろんラッセル・クロウは裸を見せませんけどね。ブーツを投げるシーンは笑ってしまった🤣

※2021年新作映画75本目
※2021年自宅鑑賞122本目
※Fan's Voice試写会にて
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