kazuki

パーム・スプリングスのkazukiのレビュー・感想・評価

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)
4.7
SF環境で恋愛させようと思ったら、
どうしても飛躍して感情移入しづらい方向に行くか、逆に(SFじゃなくてもよくない?)になってしまいがちだけど、
パームスプリングスは完璧だった。
視聴者にシチュエーションを想像させるのが本当にお上手でした。
すげー良い塩梅で、女に対して「おいおい、あんなに楽しかったのに抜け出そうとするなんてマジかこいつ?」って思っていたら、めちゃめちゃ正論(2人しかいない)を抜かすもんで、男が急にダサくなって「こんなやつ放っといて一人で抜け出そうぜ」ってなる。
でも嫌いになるほどじゃない、普通に盛り返す。男、やるじゃん。
本当に主人公たちの行動に納得がいった上で2人でハッピーになってしまうのだ、マジかよ。

なんか全然他のループものと比べる気にならないんだよね。
俺って初めてループもの見たのかもって気にさせてくれる。
俺だったらどうするかなあって、不思議と妄想がすごい捗るんだよ。
ルールが整備されているからだね。

俺だったらどうするかなあ、そりゃ相手によるけどさ。
2人で見たい映画たくさんみて、見たい映画見終わったら好きな映画の内容忘れているだろうからまた見る。
歌も歌うし踊りも踊る。日本ならどこだって行ける。
楽器だって上手になるし、君のこともっと知れる。


そんなに一緒に過ごしても、朝目覚めた時に横にいないのは、寂しいかもしれない。


ほんの少し寝ただけで起きてもめちゃくちゃ疲れてる日だったら最悪かも。
有休消化とタイムループは元気な時に限るよね。
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