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40歳の解釈: ラダの場合のメガネボウズのレビュー・感想・評価

40歳の解釈: ラダの場合(2020年製作の映画)
4.5
自分と歳が近いこともあって、現実と理想の狭間に立たされること。そして折り合いをつけること。選択を迫られた主人公の境遇に共感出来る。
言っても、ラダは芸術家。僕はただの労働者なので根本が違うが、最終的には自分を貫く事で完結しているのは気持ちが良い。
もちろん、実際はこうもうまくはいかないのだけど、映画の世界はこれくらいの方が見ていて希望が持てる。

また、最初はなぜモノクロなのかと思ったけど、余計な要素を気にせずに見られたことで、ストーリーに集中力できたように思う。
個人的には、もう少しだけラップのシーンがあっても良かったかな。と感じた。

でも、引き込まれる良い作品だと思った。