自分と歳が近いこともあって、現実と理想の狭間に立たされること。そして折り合いをつけること。選択を迫られた主人公の境遇に共感出来る。
言っても、ラダは芸術家。僕はただの労働者なので根本が違うが、最終的には自分を貫く事で完結しているのは気持ちが良い。
もちろん、実際はこうもうまくはいかないのだけど、映画の世界はこれくらいの方が見ていて希望が持てる。
また、最初はなぜモノクロなのかと思ったけど、余計な要素を気にせずに見られたことで、ストーリーに集中力できたように思う。
個人的には、もう少しだけラップのシーンがあっても良かったかな。と感じた。
でも、引き込まれる良い作品だと思った。