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ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へのERIのレビュー・感想・評価

4.2
9月最初の日はムヒカさんのドキュメンタリーを。すっかりハマっています。

大統領は多数派に選ばれるのだから、多数派と同じ暮らしをしないとダメだ。少数派ではダメだ、って言葉に彼の本質を見る。

いや〜これね、今見るべきドキュメンタリーだよ。グサグサくる。

2012年6月。ブラジルのリオデジャネイロに世界中で集まった政治家たちがスピーチをする中、ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチが来た。もうね、繰り返し見ちゃうよこのスピーチは。

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私は皆さんに問いかけます。
もしも、インドの人たちがドイツの割合と同じ割合で車を持ったら。

もっと豊かになって欲しいものが
どんどん手に入る裕福な世界を
望んでいるのではないですか。

貧乏とは、限りなく多くを必要とし、
もっともっとと欲しがることである。

本当の原因は
私たちが目指してきた幸せの中身に
あるのです。

私たちは発展するために
この世に生まれてきたわけではありません。
私たちは幸せになろうと
この世に生まれてきたのです。

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12年の牢獄生活の後、自分で政治家になっちゃうんだもんな。そして89%?の投票率の中で大統領に選ばれて、生きることのために国を治めていったひと。

波乱の人生の中で、軍事政権に耐えて、彼は私たちに語りかける。


大好きだよムヒカさん。涙が止まらない。
宝物みたいな言葉が、眼差しが、優しさが、いっぱいだ。

学生の前で彼が伝えた、僕は子どもがいないけどいるんだよって言葉、たまらないな。
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