ニシ

ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へのニシのレビュー・感想・評価

-
フィクション映画の中の理想主義者左翼主義者は最後に必ず死が待っているが、ムヒカ元大統領は生きている。政治に関わっている中でおそらく理想の限界にも辿り着いたはず、それを受け入れながらも青臭い種を撒き続けるのはまるで20代の学生が求めるような幸せへの追求のためなのか、それとも老人が自分を肯定しようとしているのか、映画だけでは判別しにくい。

個人ではなく国家が左になるとプーチンのようにどうしても戦争に舵を切ってしまうように思う。ならば日本のように資本主義消費社会で投票率30%の方が“正しい”社会なのかもしれない。私個人は大統領のように左でいたいと思っている、消費社会を成立させるのは私以外の誰かに託したい。
ニシ

ニシ