このレビューはネタバレを含みます
なぁにこれ…?
まず言わせて、これ元々の企画映画じゃなかったでしょ? 最初から映画のつもりで作ったのなら脚本がダメすぎる。
4件の事故物件に住んでは引っ越しを繰り返すオムニバス的な作りでドラマの4話分をいっきに見させられてる感じです。その1件1件でなにかが起こっては新たなネタを求めて引っ越しの繰り返しで正直途中でダレてくる…。ベッタベタな恋愛描写とかも退屈の極み。
1軒目の赤い服の女が振り向きそうなところまではギリギリ良かった(その後顔を完全に見せちゃってやっぱりダメだったけど)、最後の4件目に至ってはもうホラーですらなく、黒いフードを着た死神みたいなのが出てきて主人公たちと除霊バトルを始めてしまいます。線香の束に火つけてフゥーフゥー!(火の粉攻撃w)、死神うわぁー!みたいな… なぁにこれ…??? 火の粉のCGに無駄に金掛けてんじゃないよ、そういうのは求めてない。
もうホラーではなく完全に子供騙しのファンタジー、コメディになってます。大事な事なので2回言います。ホラーではなく、ファンタジー、コメディです。
もう中田秀夫は『リング』の過去の栄光を利用してホラー撮るのやめろ!劇場霊→貞子→本作とどんどん酷くなってきてるし、怖いホラーを撮る気が微塵も感じられずわざと外してきている。観客とホラーを舐めきっている。
もう今回で中田秀夫は完全に見切ろう。そう思わせてくれるゴミ映画でした。