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事故物件 恐い間取りのOKADICKリムのレビュー・感想・評価

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)
3.1
事故物件住みます芸人・松原タニシ氏
の原作本をベースにしたホラー映画。
怪談ライブ場面でご本人も観客席にいらっしゃいましたね。

リングの中田秀夫監督といえど、『クロユリ団地』『劇場霊』『貞子』と不燃ゴミホラーを連発してるためもはや期待ゼロで行きましたが、案の定1ミリも怖くない映画自体が事故物件な1本でした。
ただ事故物件を転々としていくのでテンポの悪さは感じず、割と訴求力はある映画だったので飽きずには観れました。(それでも119分は長い…)

クライマックスのフォースの暗黒面vs御祓芸人展開はいろんな意味で中々熱かったですよ。

前情報で不安だったヒロインとの恋愛要素はノイズ以外の何物でもなく、近年稀にみる全カットでいい要素だったのが残念すぎる。
マジでいらないし、入れるにしてもお粗末すぎる。



【以下余談、僕が聞いた1番怖い話】

会社の後輩の女の子が経験した事故物件というよりやばい家の話です。

巫女の仕事を始めてから霊的な物が見えるようになってしまった彼女が当時付き合っていた同業の彼氏の実家に行った時の話。

元々武家屋敷?か何かの跡地に建てられた大きなお屋敷だったらしく、着いて早々に首のない鎧を着た侍らしき霊を見たり、夜中に明らかに時代錯誤なオカッパで着物の少女を見たりしたそうです。
定期的にそう言うものが見えていたので慣れていた彼女はそんなに気にしていなかったのですが、どうしても違和感を感じていたものがありました。

それは、廊下に合わせ鏡があること。

それに関して特に触れず過ごしていたそうですが、夜中トイレに行きたくなりそこを通らなきゃ行けなくなってしまいました。
恐る恐る通ると案の定、鏡越しに女の姿を見たそうです。
さっさと用を済ませ寝床についた彼女はその件は話題に出さず次の日彼の実家を後にしたそう。

数ヶ月後彼の実家に再び行った際、家の中を少し模様替えをしていたらしく鏡も無くなっていました。
「廊下の鏡、外したんですね」
と彼の両親に伝えると
「何のこと?」
という返答が。
前回、廊下に合わせ鏡があったことを伝えるとそんな物は無いと言われてしまいました。
「…ちなみにどんな鏡だったの?」
と聞かれたので、特徴を伝えると彼の母親が「もしかして…」と物置に案内し、そこにその鏡がありました。

しかし母親曰く、この鏡は亡くなった祖母が若い頃に使っていた物らしく、それ以来しまってあるそう。
そしてその鏡も1つしか無いので、合わせ鏡な訳がない。

そんなちょっと不思議な怖い体験をしたそうです。



ちなみにその後もその家に行く度に起こる変なことを聞かせてくれましたが、個人的にその家は日本でもトップレベルのヤバイ家なんじゃないかなぁと思います。
確か東北にある家とか言ってた気がします。
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