参鶏湯と三層肉

事故物件 恐い間取りの参鶏湯と三層肉のネタバレレビュー・内容・結末

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「700円で買える安心、私も寿命を延ばさせて頂いた」

〜〜〜

地味にお守り売るおっさんが現実にいそうで良かった。意外と良心的な値段でそれなりの効果はあるようなので、私も何かあったらもらえるといいな。買うのか。

本作は普通ならスルーしようと思う類の映画だが、まさかのなぜか原作を出版当時に読んでいた(そして本は今も実家にある)ので、クソ映画っぽそうだけど観た。結果は、前評判と違わない、とても良質な松竹クソ映画だった(語弊しかないが褒めてる)。
日本映画の文脈とかなんかめんどくさいのは置いといて、各キャラがなんか「っぽい」顔をしててやたらオシャレで画面的に飽きない、かつ、割と細かいとろこもしっかり描いているのため「おいっ映画適当につくるな!」というストレスもなく、ひたすらダラダラ観ていて楽しかった。

また、「ハリポタ」というにはお粗末すぎるラストの戦闘シーン冒頭に、「太った女の霊」が出てくるのが良かった。基本的にお化けってガリガリなやつしかいないが、ふくよかでしかも冷蔵庫に入っているなんてキュートな演出だ。

こんな感じで終始ニッコニコで観れたので、結構寿命延びたと思う。


※劇場飲食問題(勝手に問題にするやつ)
「全席販売のためポップコーンなどの食べ物は持ち込めませんがよろしいですか?」とスタッフに言われて帰ろうかと思った。レイトショーの館に着くまで、1日中「塩」か「キャラメル」かで迷っていたのに。そう思うと、コロナ禍の間隔開け販売って最高だったな、、、と感じた。まあ安全な鑑賞のためには必要なんだけど、、でも、、でも、、ポップコーン食べながら観たいタイプの映画だった。世の中は難しい。←