参鶏湯と三層肉

フェアウェルの参鶏湯と三層肉のネタバレレビュー・内容・結末

フェアウェル(2019年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

「凶悪な倫理観の映像化」

映画評論家・町山智浩さんの言葉を借りると、「海で拾ったポニョを水道水漬けにしてしまう凶悪さ」があった。
保守的な地元の価値観に近代的価値観が屈する、しかも次世代きらめく女性が父権主義に屈するのを映像化していたので、見てて辛かった。
基本的に嫁姑はうまくいかないのだが、さらに茶番のために日本から嫁ぐことになったあの女性も哀れすぎて悲しい。
あんなに美味そうな飯を不味そうに食べるのもテンション下がる。
主演のオークワフィナが大好き過ぎて、逆に悲しくなる一作だった。