Fernweh

モロッコ、彼女たちの朝のFernwehのレビュー・感想・評価

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)
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劇場で見そびれて待ちに待ってた!

ワルダが可愛いしとても重要。アブラのことを本当によく見ているし、サミアのことも本当によく見ている。大人びているとも言える。

居候させてもらう身で始まったサミアも、そのわりにと言ってはおかしいが、並大抵でなき強い芯があって、素晴らしい。ハッキリとした意思表示をし、ダメなものをダメと言う。彼女の存在なしに、強い態度なしに、アブラは心がほぐれることも、グリーフケアを進めることもできなかった。

サミアもアブラとワルダに出会わなければ、アブラの強い態度がなければ、子どもを手放してしまっただろう。

この家族を、女性たちを、見続けたい気持ちだった。
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