モロッコ、彼女たちの朝の作品情報・感想・評価

「モロッコ、彼女たちの朝」に投稿された感想・評価

イスラム社会で未婚の母はタブー視されているそうで、この作品のサミアは美容師の資格を持っていたにも関わらず職も住まいも失ってホームレス状態になってしまう。相手の男性や妊娠に至る経緯に言及しない、女性が全て責任を背負わされると言う描き方は「17歳の瞳に映る世界」とよく似ていた。

と書くと辛い話なのかと思いますが、サミアを一時的に保護した未亡人の主人公が彼女との出会いで明るさを取り戻していく様子や、遠く離れたモロッコの日常を感じることができたのはとても良かった。女性目線の映画だと思うが男性の感想も聞いてみたい。

2021-65(劇場)
coco

cocoの感想・評価

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母としての愛と、女性としての愛を互いに教えあうっていうのをストーリーに乗せてるんだけど、その具合が器用天才だった。朝をむかえる前に、裸で裸の赤ん坊を抱くカットで大号泣した。愛の表現がたくさん隠れている
miki

mikiの感想・評価

3.8
たんたんと二人の葛藤と娘含めた交流が描かれている。しっとりとしていてとてもいい映画だった。
彼女の境遇はつらいけれど、きっといい未来が来ることを信じて。
のさん

のさんの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何か大きな事件が起こるわけではなく、淡々と進んでいく。
中東の混沌とした街並みと喧騒、色づかい、音楽、言葉。
街のパン屋さんから、においがしてくるような、静かだけど生き生きとした映像。
モロッコ、また行きたくなった。

映像の光と色がすごくきれいで、フェルメールの絵を見てるみたいだった(映画のサイト見たら、監督は実際影響受けてるらしい)。

どんな事情があっても未婚の母であることは「ふしだら」。母子は後ろ指さされて生きていかないといけない。
アブラは旦那さんが亡くなっても墓参りに行く権利すらなく。娘は養子っぽい?し、それもいろいろ複雑だったんだろうなぁ。
女性の権利をごりごり主張してくるわけではないけど、小麦粉の話、アブラの話、サミアの話…一つ一つのエピソードが印象に残る。

2人とも少しずつ表情が穏やかになっていって、その変化がすごく温かかった。
最後はちょっと寂しかったけど、彼女たちも、日本も含め同じような境遇にある女性たちも、幸せになってほしいなと思った。
ふき

ふきの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

よかった〜
ドキュメンタリーっぽかった
途中の無理矢理曲聴かすの急に強引でどしたどしたって感じでシュールで逆に記憶に残った
2人の関係が湿っぽくなくていい
アブラが頑固で素直でキュート、ワダマもかわいい
サミアがちょいちょい若い女性らしいゆるい可愛らしさを覗かせておりよかった
スリマニもいい人でよかった。アブラ休んでるってくだりかわいかったな。
最後名付けてお!と思ったが現実そう思いだけでは幸福に生きられず、朝の喧騒の中でエンドロールが流れる時間がただ切なかった
赤ちゃんってあんなに小さいんだな
知らん料理がたくさん出てきて、ムスンメンとルジザ食べてみた〜いってなった。ネットにレシピあるし作ってみよっかな。
発音がかなりスペイン語っぽいな〜と思ったらアフリカ大陸のヨーロッパ側でなるほどだった。行ってみたいなあモロッコ。観てよかった。
葬式での話が文化の違いで上手く読み取れなかったが、男性が取り仕切り女性は関われないのかな?よくわからなかったので調べてみようと思う。
→調べた。監督のインタビュー記事があった。絶望的な気持ちになるな。死に立ち会うことさえ出来ないなんて。
Waka

Wakaの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

フェミニズムが進む中で、女性の権利や立場は改善されていくだろうと思ってたけど、
イスラム教の下である限り、夫のいない妊婦は「ふしだらな女」だし、女は下にみるものとされているから、夫の葬儀にも出席させてもらえないこともあり、、、
今時古い社会だとかそういう問題ではなく、コーランで決まってしまってるからこの理不尽さからは抜け出せないのだなと、解決できないもどかしさを感じた...

望まない妊娠をしてしまっても(宗教的に?)下ろすこともできない、親に頼ることもできない、働くこともできない、
一方、お腹はどんどん大きくなって身体もキツくなって、
そんな状況だったら子供を鬱陶しく思って仕方がないし、母になる気持ち・覚悟なんて持てやしないよなぁ、と思った。。
そんなこんなしてるうちに、子供が産まれることになり、出産シーン。
感動的な場面なはずなのに、感動とは違う涙が自然と流れた...。

セリフが少なくて間も多く、一つ一つのシーン、言動に、必然的に考えさせられた。。
登場人物のそれぞれの経緯も出産後どうなったかも語られてなく、想像するしかないけど
、これは想像させるためなのか、或いはこういった女性たちの現状があると言う事実にフォーカスするためなのだろうか💭?

宗教的にイスラム社会の女性の権利・立場を私たちが当たり前と思う社会レベルに引き上げることはなかなか難しいと思うけど、宗教ではこうだけど、個人的な考えで女性のことも尊重する、って言うやり方はできないのかなぁ〜(無理か)

こういうフェミニズムの映画を見ると、男性は何も苦労がなくていいな!子供ができても逃げられてズルい!とか思いがちなのはちょっと違うなぁとも思う💭
社会がまだまだ男女平等から程遠いからか、女性の生き辛さに対する共感話みたいなのが多い気がするけど、男性も男性だからこそ生き辛いことだってあると思うし、そういう視点の話ももっとあっても良いのでは...(私が知らないだけ説)

卒業旅行で行った国の話だったし、ディラハムとかパサパサのパンとか懐かしくてちょいエモだった☺️笑
ちょうど研修でアラビア語齧り始めた時期だったし、挨拶ぐらいは分かって楽しかった♪
ゆっくりゆっくり進むのが退屈だけど、そんなパンスカいける問題じゃないんだよっていうことなのかなって思って観てた。

人間の心が主題の映画なんだったと思うから、人間メインでいつも画面いっぱいに撮られていて、私としては「あぁ、そのパンのディテールもうちょい見せてよぉ」みたいなことが多々あった。
アイラインひくのがちょっとこわかったけど、あのやり方が普通なのかな
やん

やんの感想・評価

3.9
モロッコのタイル張りや家具、家の雰囲気がいいなと思いつつ。未婚の母として生きていくのか、ラストは気になった。アブラが女性らしさを棄て生きてきた中、サミアの出現で女性としての感性を戻すシーンが生々しいし、また中性的な俳優さんも素晴らしい。
minori

minoriの感想・評価

4.1
宗教的背景、社会的背景、登場する人それぞれの背景…美しい描写でありながら、たくさんの実情に迫る内容だった。
Vee

Veeの感想・評価

3.8
何かに対して信仰を持ってるってことはすごくいいことだと思うけど、その信仰を他人に押し付けたり、誰かを差別するようなことはいけないことだと思う...未婚の母はタブーなんて、なんの訳も知らずよく言えたもんだなと、

なんだか光の使い方がフェルメールの絵画っぽいなぁ、あ、牛乳注いでる!!もうまんまですやん!と思ってたらやっぱ意識してたっぽい

モロッコ、死ぬまでには行きたい国ではあるけど、知ってるものが絨毯ぐらいしかなくて未知の世界、、でも出てくるパン全部美味しそう、
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