💥炎から浮かび出る悪魔💥
絶望、絶望、絶望しかない作品。
ミシェル・フランコ監督の「ニューオーダー」に通じるものがあるけど、本作は撮影方法、映像に加え、メキシコの抱える問題をダイレクトに演出している面でリアリティがありすぎる❗️
メキシコの貧しい村に暮らすマグダレーナ。貧困から抜け出すため、マグダレーナの息子とその友達は、国境に向かうがそのまま消息を絶つ。
息子は死んだ可能性が高いものの、諦めきれないマグダレーナは、1人息子を探しに村を出発するが…….ってストーリー。
母親が道中出くわし、目にすることは相当ショッキングなことばかりなんだけど、何よりも絶望を感じるのは、
冒頭、友達の母と慰め励まし合うマグダレーナが最後に辿り着く結末❗️
そのオープニングでの会話は、とんでもなく残酷なプロローグであり、結末の絶望をより濃厚なものに感じさせてくれる。
メキシコの麻薬カルテル戦争の絡みかどうかそんなことはこのストーリーには関係ない。
けど、実際今でもこういう事件は当たり前に起きていることは、この映画で十分伝わってきた。
ネタバレなしでは書きずらい感想。
本当の絶望とは?
こういうことだ‼️
………アメリカから強制退去させられたミゲル。彼もまた悲運だけど、ある意味救われたのは彼なんだろうか?