TAKA

ポゼッサーのTAKAのレビュー・感想・評価

ポゼッサー(2020年製作の映画)
3.6
スタイリッシュとグロの美しきハーモニーが味わえる怪作。
【ザ・グラッジ】を視聴後主役のアンドレア・ライズボローさんが気になってチェックしたら、自分の大好きなクローネンバーグ監督の息子の作品に出演していることを知り 即視聴。

この作品、昨年のホラー作ベスト10などの企画で良くタイトル名を聞いていてチェック済みでした。
ストーリーがお父さんぽくって良いんですよねー笑。
主人公の女性は、他人の脳内に自分の意識を憑依させ 暗殺を企てるという組織の凄腕暗殺者。しかしながらその成果とは裏腹に日常生活で歪みが生じてきて新たな任務の際、憑依された側の意識との
戦いを余儀なくされるというSFホラーですね。
この監督の独特な点が、映画内の 時代背景や暗殺組織の概要、何故暗殺するのかなどの説明は一切なく。美しいデザインの背景の中で憑依する側の心情風景などをオシャレに描く事に重点を置き、それプラス暗殺シーンのリアルなグロシーンが綺麗にミックスされていて不思議な作品に仕上がってました。アート系SFホラー作って感じで良ろしい。お父さんの血を感じさせます 笑

東京国際映画祭で上映されていたみたいですが、日本での公開日はまだ未定みたいですね😢😅
TAKA

TAKA