てぃだ

馬三家からの手紙のてぃだのレビュー・感想・評価

馬三家からの手紙(2018年製作の映画)
3.2
ウィグル族への仕打ちみたいな
人権という言葉や概念すら
そもそもないような
中国の噂は色々と耳にするけれど


中国を批判したいだけの
アメリカのプロパガンダ映画
にも一瞬見えなくない


ストレートに
受け止めるのは
色々問題ありそうな
ドキュメンタリー映画

法輪功
なる気功術
はじめて知ったけど
中国の日本大使館HPは
はっきり「中国のオウム真理教」と
断言していて


でもこの映画を見る限りでは
そんなカルト集団にはほとんど
見えなくて


ただ
相手がカルトだろうが
なんだろうが
人間が人間を人間として
扱わなくなる瞬間の恐怖は
確かに伝わる

中盤
アニメというか手書きのラフ
みたいなものでその教養所の様子が
映されるんだけど
孫さん絵お上手

手紙を見つけた
アメリカ人の奥さんが
「自分の周りにある物が
どのように作られるのか
考えるようになった」
と言ってたけど

多かれ少なかれ
誰も人を傷つけることなく
完成したものなんて
この世にあるんだろうか
なんて曲がったことを
感じたりした

「月を眺めることぐらいしか
私たちには自由がない」

って奥さんの言葉は重い
てぃだ

てぃだ