mari

MOTHER マザーのmariのレビュー・感想・評価

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
3.3
愛されたいという願望が高く高く積み重なって、
気付けば身体だけ大人で
子供を産んだりしながらも、
結局は崩れては積む作業の繰り返し。

愛されるというものがわからないから
人に与えることは到底できない。

欲しいばかりで、
人に与える喜びがいつまでもわからない。

そんな危なっかしいかわいそうな親を
間近で見続けてきた子供は、
結局崩されて伝わらない愛を
伝え続ける以外の方法が見出せなくなって、
自分がいなきゃこの人は生きていけないという
使命感みたいな呪縛。

実話がベースという事実が悲しくて仕方がない。

自身では断ち切れない共依存を
外から断ち切る手段が私にはまだ無いことが悔しい。
mari

mari