俳優なしのドキュメンタリー映画。
微笑ましくもドラマチックな作品です。
スパイの主人公セルヒオが放つラストの言葉。それが潜入調査の結果でありすべてが詰まっている。そしておばあちゃんたちの飾らない言葉も美しく、スッと心に入ってきます。
長年生きてきていろいろあった人が今は施設にひとり。そんな人の言葉だからこそ沁みる。あんなに素敵な人たちなのに、家族はなんで面会に来ないかなあ。
それにしてもセルヒオ。優しく穏やかで人柄も良くまさに紳士です。どういう人生を歩み、以前はどんな仕事をしていたのでしょうか。彼の家族を見れば想像はつきますが、まさに老人ホームのスパイには適任でした。
自分の両親もいずれは介護や旅立つ日が来ます。
もちろんいつかは自分も。
ちょっと考えて...すぐフタをしました💦