淡々と進んでいくのになぜかずっと見られる。ここで起きてることが真実だからかな。
セルヒオは完全なる素人なのである意味セキュリティーがダダ漏れというか、正面切って介護士に監視対象者に薬は出てるかを根掘り葉掘り聞いちゃったりヒヤヒヤさせられるし、そこを電話で報告すると探偵事務所の人がちょうど良くツッコミと入れてくれるので「だよね…」ってちょっと笑っちゃったりする。
セルヒオの目的は対象者がどのように介護されているのか監視することだったけれど入所者と必然的にコミュニケーションを取ることになり、そのことで少しずつ入所者ひとりひとりの境遇や背景が分かるにつれ実は入所者達は手厚く介護はされているけど家族が会いに来てくれる事はあまりなく孤独であることが浮き彫りになっていく。
セルヒオが鋭く指摘する「この役目は私ではなく、依頼者が本当はやるべきだ」
