【みゅーのレビュー】
2021/3/8
オンライン試写会にて一足先に鑑賞。
企画・脚本・主演クレア・ダン。
親友からの1本の電話から大きな衝撃を受け、そして怒りを感じ、それで生まれたのが本作。
監督の目に留まり、映画化されたそう。
DV夫から離れるも、PTSDに苦しむサンドラ。
公営住宅はすごい順番待ちでホテル暮らし。
そんなときに思いついたのが自分で家を建てること。でもそれは簡単ではなく…なお話。
アイルランドの貧困問題や、住宅問題、家庭内暴力といった社会問題を取り入れていて、冒頭から割とショックなDVシーン、子どもに合言葉で警察を求めるシーンは印象的。
その後も立ちはだかる様々な壁。
そんな時に助けてくれる温かい人々。
外でみんなでテーブルを囲んで食事をするシーンには私もほっこり。
自分で家を建ててしまえばいい、という思考にもびっくりだけど、それをやり遂げられることにもびっくり。
そして『Herself』という原題に納得。
ぴったりすぎるタイトル。
とりあえずDV夫がクズすぎて、本気でふざけるなって感じ。
始まりのシーンでSiaの「Chandelier」歌ってた時点で「あ、好き」って思ってその直感は間違ってなかった。