サンドラの小さな家の作品情報・感想・評価

「サンドラの小さな家」に投稿された感想・評価

aki

akiの感想・評価

4.0
原題が良い。
シングルマザーであるサンドラの、誰にも弱さを見せられずに強くあろうとする姿が痛々しい。元旦那がひどいのはもちろんだけど、世の中の風当たりも強い。

だんだん人を頼れるようになっていき、周りから助けられ、支えられていく姿にほっとする。
ynm

ynmの感想・評価

-
勝手に舐めてましたごめんなさい。めちゃくちゃ良かった。ケンローチ的なしっかりした映画でした。
m

mの感想・評価

3.8
見終えた後に原題が「Herself」と知り、その言葉がストーリーすべてに結びついて、なるほど…と感じました。

夫のひどい暴力、主人公のサンドラに根深く残る心身の痛み、父親に怯える娘。
公営住宅も気が遠くなるほど順番待ち、ホテル住まいも従業員から歓迎されず、職場の男性からも理解を得られない。

そんな日々に追われる中で、サンドラの娘の気持ちを大事にする愛情の深さ、自立に向けて前を向こうとするたくましさがすごい。

無謀とも言える家の建設をボランティアで手伝ってくれる人たち。
見返りも求めずサンドラの力になってくれる人たちを見て、わずかでも光が射してくるような温かさを感じます。

特に雇い主のペギーは、サンドラをしっかりと受け止め背中を押してくれて、新たな一歩を踏み出せそうな心強さがありました。

本作の背景には、アイルランドの「互いに助け合うことで自身も助けられる」という精神があるという記事を見ましたが、それよりも、やはりサンドラのひたむきな姿勢や愛情の深さがあるからこそ、皆んなが力になってくれたようにも思います。

あの娘たちは強くて優しい大人になりそうだなあ。

スタッフの男女比を均一にしたりなど、制作過程から「女性が語る女性の物語」にこだわったのも納得の作品でした。

お義母さんの心も救われるといいなあ。
映画の他人に優しくするシーン、何度も見た事ありますが、こんなご時世なんで、それだけの事でも大感動しました。
なんか久々に映画館で映画を見る喜びを感じられた気がします。
Yuki

Yukiの感想・評価

3.8
DV夫のいる生活から逃げた後の辛い現実の話


とてもとても切ない、
DV夫と別居に成功したって、
それが終わりではない


ネタバレ













なんともいい感じに終わった雰囲気になってるけど
ちょっと流石に切なすぎるでしょ

報われなすぎて、ハッピーエンド好きじゃないけど、
それにしても辛いおわり…
きっと現実ってこんなんだろうね。
放火されないにしたってさ、
サンドラが苦しんだみたいに、
かつて優しかった彼の姿が頭にチラついて、
DV夫になってしまったのは自分のせいなのではないかと責め続けたり、
経済的に今回みたいに助けてくれる人なんていなくて自滅してしまったり。

そう簡単には行かないよね。

それにしてもDVする卑劣な奴はなんで逮捕されないのかな?



あたしもすごく素敵な親に育てられたわけじゃないから、
大人になってからこんなに優しく育てられた人いるんだと思い悲しくなることめちゃある。

どうしたら親がやばくても正常な行動を取れるようになるのだろうか。
あのバカ男は自分が悪かったと気がついてたのだろうか?


それにしてもどこの国もお役所ってヤンなっちゃうよね。
でも、サンドラもエントランス入っちゃダメだよ。
それは守ろうよ。


長女がリトルミスサンシャインの子みたいにプクプクしてて可愛かったな。
一口に結婚といっても夫に幸せにしてもらえる保証はない。幸せは自分で作り掴むものである。他力本願ではいけない。と思った。

腰が悪くて支えがないと移動するのも安定しない雇い主のおばあちゃん先生が最後の方だと普通に歩いてたりとか、心臓の悪い工務店のじいさんが最後まで普通に仕事してくれたりとかツッコミどころはあるけど面白かった。

アイルランドの映画は初めて見たけど、「この国に見返りを求めない人なんている?」という台詞にお国柄を感じた。
雇い主の元ドクターからの手助けを得られたこと、厳しい状況でもちゃんとお母さんしていれたのは、彼女のお母さんのおかげかなと思った。
ツライとき母親の指輪を握りしめたくなる気持ちもわかる。

逆にDV夫は…
そうだとしても酷過ぎるでしょあれは。

2021年61本目
ポルコ

ポルコの感想・評価

3.9
DV夫のトラウマ描写が厳しくて終始緊張感が走るが、周りの仲間たちの情愛の暖かさには泣けてくる。
カーズ

カーズの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いきなりのDVシーン。
度々起こるフラッシュバック。

毎週土曜の面会の日。
エマは、すぐに父のもとに行くが妹モリーの様子がおかしい。

父から姉妹を守るため、家を建てる決意をするが、決めてからの行動力がすごいのと、サンドラのまわりに集まってきた仲間が優しくて、心強くて、これもサンドラの人柄だなぁーと。

あと、サンドラが掃除婦として働いていた雇い主ペギー先生ですよ。土地を譲ったり、法廷に付き添ったり。
はじめフラフラで介助が必要だったのに、後半には、元気になってました。
サンドラにとって、どんだけ心強かったか。

先生の『たいていの大人は、自分が辛い時、子供の辛さに気づかない。気づいた貴女なら大丈夫』(多少違ってるかも)
見たいな台詞があって、泣きました。

家が完成して、このままじゃ終わらないよなぁー?と思っていたら、あんな事が起きて『マジかぁー』ってなったけど、

その後のサンドラには、二人の姉妹も含めて、味方も沢山いるのではないだろうか!

という感じでした。
感動ヒューマンドラマ風な邦題とポスターだけど
めちゃくちゃ怖くてキツい映画でした。

「透明人間」や「愛がこわれるとき」レベルでDV野郎が怖すぎ
ホラースリラーでは無いのでほっこりシーンや感動的なシーンがある分 
えげつないDVシーンや怖すぎるフラッシュバックのシーンが際立ってました
ちょっと主人公周りの人が良い人過ぎるっていうアレな点もあるけど
ラストのあまりにもあんまり過ぎる展開で帳消し

泣けるシーンも超怖いシーンもてんこ盛りのバランス変な映画だけど傑作でした
音楽の使い方もよかった
DVシーンがかなりどぎついので感動目的で見る人は気をつけましょう
>|