阪本嘉一好子

Zulu Summer(原題)の阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

Zulu Summer(原題)(2019年製作の映画)
5.0
米国モンタナ州ブットの町のKBMF102.5 FMの 一人、ダークは南アフリカのズールー族の王子/FM88.3戦略コンサルタントからメールをもらった。
ノンゴマ(Nongoma)ズールー族で三人は問題意識を持って訪れている。例えば、アメリカの素晴らしいところはなんだろうとか、何かここから学べるとことはないだろうかとか。人種差別、銃の現実問題はどうなのか?ポシティブ、ネガティブの両方に問題意識があるのは素晴らしい。ーーーでもね、ブットのような閉鎖された小さい町だけを見てアメリカとは言えないんだよね。それに、一度も人種差別を経験したことがなかったって!王子だからね!

Makai(三人の中の一人で全ての戦略コンサルタント)はとても頭がキレる人で、人間の心を揺さぶる話術を心得ているし、表現力があるし彼の言葉を心から理解できるし、気に入った。
彼はブットの人たちを賛美している:何をすれば『愛』(人間愛)を獲得することができるかとかというのではなく、何もしなくても自然に愛をくれると。(これはキリスト教精神に基づいているんだよね!)いままで、こういう人たちに会ったことがなかったと。それに、
彼らがブットの人たちと何ヶ月間過ごし、帰国間際の時『人種じゃないし、どこからきたかでもないし、どのくらいお金をもっているかでもない、これは人間関係なんだ。我々は心を変えることができる。人々はいろいろなところから来ている(地球からきていて)。これはほんの始まりなんだ』と。Makaiの思想は一貫している。もし彼がこう思っていなければ、どこか彼の言っていることにつじつまが合わないところがでる。それがなかった。すごい人!