1作目は傑作だと思っています。その続編にあたる本作は、ストーリーの焦点がやや曖昧で（特に前半）、ドタバタもパワーダウンしている印象です。
それでも、父親は娘たちの移住を阻止するために芝居を打つ、後半の展開は頗る笑えます。前作ではあれだけ毛嫌いしたいた婿たちに必死に取り入ろうとする父親の姿が愛おしい。
さらに本作の新たな魅力として、人種もバラバラの婿たちが義兄弟としての絆で結ばれているところなんですよね。この光景もまた微笑ましいし、多文化共生社会のフランスの明るい面を映しています。
1作目ほどのパワーはありませんが、良作だと思います。
