(年忘れ映画チョコっと感想)
もうデル・トロとサーカス団の組み合わせは間違い無し！異形の人々にしっかりとフォーカスを当てるのもデル・トロらしいし、ギミック満点の移動サーカスのアトラクションはどれも怪しげなふんいきで最高！
リメイク作品だけど、名誉と富を求めるがあまり道を踏み外してしまう男というのは古びないテーマだなと感じる。
ただデル・トロは善人も悪人も関係なく、それぞれの登場人物のバックストーリーをきっちりと描いてしまうので、時間も掛かるし、サスペンスとしてもあまり怖く無くなってしまう。これは『クリムゾン・ピーク』にも感じたこと。サスペンス映画撮るにはヒッチコックぐらい性格が悪くないと無理なのかな…
最後は落語的なオチになっていて不思議な余韻。やはり異形のものに対する視線が優しい…デル・トロ良い人なんだろうな…
