このレビューはネタバレを含みます
面白かった。面白かったんだけど、何だろう。本編にはイマイチ乗り切れなかった。
主役3人は好きなキャラクターでキャプテンマーベルも好きな作品だったし、スケールの大きさやコンビネーション攻撃も観ていて楽しかった。ニック・フューリーも好きだしね。
何というかミズ・マーベルとシークレット・インベージョンを繋ぎつつ、カマラやモニカを使って他作品ともクロスオーバーさせるための準備が目的だなあと思わされた。今作のヴィランであるダー・ベンのバックボーンがちょっと弱めで、あまり魅力を感じなかったのも影響してるかな。ドラマで描いたものと、マルチバースを展開することに重きを置きすぎじゃないか？って感じはする。
あ、でも宇宙の描写とかコスチュームデザインとか、街並みとかそういうのは流石MCU。超良いです。フラーケンが卵生で凶悪な見た目をしているのも良いよね。
色々と言われている気がするブリー・ラーソンもまさしくキャロルで、キャプテン・マーベルだから大好き。彼女を観られたことはとても嬉しい。めちゃくちゃ可愛かったしね。髪型も服装も似合いすぎてるよ。フューリーとの会話も良いよね。字幕にはなってなかったけどやっぱり友達なんだなあって掛け合いと声を聞いていると分かる。しばらく続編はないっぽいからちょっと残念だなあ。パク・ソジュンも絡み方的にしばらく出てこなさそうだけど良い演技だったし楽しみにしておこう。
ラストのシーンとミッドクレジットシーンは往年のファンならニヤニヤ必至の演出、内容になっているからなんだかんだ言って満足しちゃったのは言うまでもない。こういうクリフハンガーはMCUらしさがあって好きだよ。
で、あまりにも唐突なハンクの登場に立ち上がりそうになった。流れている音楽もそうだし、演じているのがFOX版のケルシーなんだから嬉しいに決まってるよね(ファイナルディシジョンのストーリーには思うところがあるけど)。ドクター・ストレンジでは悲惨な登場だったけど、頼むぞX-MEN。デップー3にも期待がかかる。ケイト・ビショップも早めに劇場で見させてくれよな！
165/2023
