ガルベス

無頼のガルベスのレビュー・感想・評価

無頼(2020年製作の映画)
3.8
「無頼」を鑑賞。
井筒和幸監督の8年ぶりの新作。
昭和30年代の日本から現在に至るまでの一人のヤクザ者(松本利夫)の歩みを描いた作品。

ど昭和、前近代的なテイストが全編に横溢。
エピソードの羅列が淡々と続くので傑作とまでは思えなかったが、井筒監督にしか醸し出せない空気の映画だと思う。

バキュームカーのあれや「北陸代理戦争」のパロディシーンなどが素晴らしく、主人公の兄貴分の中村達也の存在感と妻役の柳ゆり菜のきっぷの良い演技も印象に残った。
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