METHIE

無頼のMETHIEのレビュー・感想・評価

無頼(2020年製作の映画)
-
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/279135/2
2年前の記事ですが、これを見て「井筒監督はもう時代遅れの人間なんだ」と強く思いました。
近年映画業界のパワハラセクハラコンプライアンスの問題が活発になっています。
言うまでもなく映画業界に限らず、僕も就職の際に殴られたり蹴られたり罵倒を受けてやめました。
そういうのはもう良くないし、ダサい時代遅れなんです。
また、本作は技術的に見てもよくありません、所々不自然なセリフ回しがあります、これは子役や若者に戦後すぐの役柄ができないからではなく、脚本の推敲が出来てないんです。
ケネディ暗殺に対して、その後死の灰にも触れるのは説明的過ぎますし、
ホリエモンみたいな政治家に「金は命より重い」と言わせるのは議論して敵対したからでしょう。
そういうグダグダしたセリフ回しの間に劇中の事実を羅列して、時々刺激的なシーンを入れる、だから眠くなったのです。
井筒監督はシン・ゴジラ、君の名は。、パラサイト、ドライブ・マイ・カーなどそうそうたる作品を批判になってない批判をしていますが、そっちを見たほうがオススメですね。
改めて見ても主人公の魅力の無さは凄く劇場でみたときは途中で誰が主人公かわからなくなるという、僕の映画鑑賞の中でも前代未聞なことが起こり、何も考えてなさそうな男の周りにいる人達も必死にヤクザの演技をしても終盤なんで慕っているの?と思う始末。
言いたいことややりたいことはわかりますが、冗長すぎるので編集したほうがマシ。
困った……あまりにも話が長いので少し途中眠りかけた。
カンボジアでの結論がオチだったらもっと短く出来たのではないか。
ある意味オタクとかした映画業界に対する井筒和幸監督の遺言だと思う。
METHIE

METHIE