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テスラ エジソンが恐れた天才のtaominicocoのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

オンライン試写にて、お先に観せていただきました。
『エジソンズ・ゲーム』を観ている人は、理解度が深いかも?私は観ていないので、ちょっと難しかった・・。

エジソンと「電流戦争」で勝利したと言われている、ニコラ・テスラの伝記風作品で、テスラを演じたのがイーサン・ホークです。

少し、辛口かもしれません。

イーサンじゃなきゃ、この作品は成立しなかったなぁと感じました。
脚本がスムーズじゃない。。。
脚色してもいいから、テスラに共感できるポイントを入れ込んで欲しかったかな。

ただし、イーサンの演技は絶妙でした。
電力システム、ラジオ、ラジコン、電気モーターを発明した紛れもない天才ですが、社会性に欠けた人というキャラを、あたかもこんな感じだったんだろうなと思わせた名演。

イーサンの名演が観れたこと、「電流戦争」の知識が蓄えられたのが、この作品をみて良かったことですね。

「宇宙からのエネルギー受け、世界中にネットワークを張り巡らせれば、悲惨な人生を送っている国の人を救えるんだ」

テスラの悲痛な訴え。

宇宙からのエネルギーではないし、途上国を救えているかは何とも言えないけど、テスラの予見した世界にはなっている気がする。

19世紀当時は荒唐無稽な持論でしょうから、奇人扱いされても仕方ない気もする。

必死に周囲へ理解を求めた孤高の天才。
イーサンの切ない目が、印象に残りました。
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