昼行灯

情婦の昼行灯のレビュー・感想・評価

情婦(1957年製作の映画)
4.0
酒場で歌うディートリッヒでモロッコ思い出した、全然顔変わってないじゃん、56の時とは思えない、ガチで宝すぎる助けてえや

情婦?あれ情婦ではない?情婦なのか😭いや情婦なんてもんじゃない!という2転3転に翻弄されたし、ラストやっぱマレーネ・ディートリヒはその辺の女と一緒じゃないなっていう。実際祖国に夫がいないかどうかって最後まで曖昧で、ディートリッヒが嘘八百言ってるだけ説まだあるよな!って思った。
裁判の進行も、ディートリッヒのキャラ変もどんでん返しのオンパレードで、それでもついていけてる脚本ほんと見事なんだけど、それだけじゃなくて、シリアスとギャグの共存も上手い。あと老弁護士のメガネの光がいい騙しになってた。ラストのネタバレしませんようにという呼びかけで、観客も共犯関係に巻き込んでいるような、最高の娯楽映画。

裁判ものは法廷に立たされた主要キャラと傍聴人、弁護人の関係性の映し方で裁判の結末が何となくわかる気もする。
昼行灯

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