情婦の作品情報・感想・評価

「情婦」に投稿された感想・評価

 めちゃくちゃ面白い映画でした。登場人物みんなキャラが濃くて個性的。アガサ・クリスティ「検察側の証人」を原作とする映画。
 フレンチ夫人殺害容疑がかけられたレナード・ボールの弁護をウィルフリッド卿が引き受ける。基本的にウィルフリッド卿の家と裁判所が舞台として物語は進む。
 ウィルフリッド卿と看護師プリムソルの掛け合いは面白く、プリムソルはただ口うるさいだけでは無くウィルフリッド卿を気遣っているのが垣間見えるのが良い。ウィルフリッド卿が階段に付けられたリフトにテンションが上がっている画は面白い。
 終盤の畳み掛けるネタばらしからの急展開は目を見張る。しかし全体を通してボールはモテるなぁという感想。
 映画や小説というフィクションだからこそかつ当時の技術だからこそ出来るトリックであり、血液の照合や細かい所まで調べられたら通用しない手ではある。
ロンドンで、裕福な未亡人の刺殺事件が起きる。容疑者レナードはおバカで、妻クリスティーネはいかにも悪女、顔が悪女。アリバイを証言してくれるはずの妻がとんでもない事を言い出す…。裏切り、騙され、裏切り、騙され、いったい最後はどうなる?コメディタッチで面白いけど、法廷シーンでは真面目でドキドキハラハラ。


原作はアガサ・クリスティの短編ミステリ「検察側の証人」。

登場人物がイキイキと魅力的で、映画の世界にすぐ引き込まれた。
負けず嫌いでわがままな弁護士ウィルフリッドはもちろん、口うるさい付き添い看護婦、このふたりの掛け合い最後の最後まで最高だった。

主人に忠実なカーター執事も。あと殺された婦人の女中ジャネットも。みんな大好きで笑える人たち。

片メガネのテスト受けてみたい。

内容もよかったけどネタバレになっちゃうのでこれにて…。
M

Mの感想・評価

4.4
こういうの見ちゃうともう白黒映画しか見れなくなる。
She executed him.
hmc

hmcの感想・評価

4.9
面白すぎ!1950年代のイギリスが舞台の作品だけど、正直ミステリーってこれくらいガバガバ鑑識の時代のやつが一番好きかもしれない。今の時代じゃ成立しないよってトリックの方が見ててワクワクする。金田一耕助とかもそうだ。
原点にして頂点に立つどんでん返し映画。
できるだけこの感想ではストーリーに触れないようにするけど、本当に何の情報も無しで観てほしい。

正直僕は、どんでん返し映画は嫌い。退屈な前振りばかりして最後だけドヤ顔したり、せっかく面白いのに「全てが覆るラスト」のせいで時間が無駄になったり、読後感の悪い映画ばかりだから。

しかし本作においてどんでん返しは、作品を構成する一つの要素に過ぎないように感じた。これと言って派手な演出はなく、ただただ緻密な脚本力と胸踊る展開だけで攻め落としてくる。ビリー・ワイルダーだからか、どことなくユーモアがあって見やすくなっているのも嬉しい。
そして、伏線と謎が所々に散りばめられたこれまでのストーリーラインがラストの10分でキュッと統括される。この満足感。つい、あっという声が出た。(でもまだ観てない人は期待値低めで!)

色のついてない映画でここまで惹き付けられたのは僕にとって初めてだったし、ビリー・ワイルダーの天才ぶりがようやく分かった。
感無量。
雄樹

雄樹の感想・評価

4.2
この作品ははどんでん返し映画のお手本の様なラスト10分で全てがひっくり返るぐらい衝撃的な名作です。
この作品はラスト10分が来るまでは本当に本格的な法廷もので弁護士と検事の熱い法廷バトルや謎の女性のクリスチーネが法廷を翻弄する姿は凄く良かったです。
あと本作は笑ってしまうぐらいブラックユーモアに溢れている所は流石、アガサ・クリスティさんだなぁと感じます。
はる

はるの感想・評価

4.4
古い映画だと舐めてた。
最後が秀逸過ぎて度肝抜かれた。
どんでん返しってこういうことだよね!っていう。

これは一見の価値あり。
見て損は無し。
文句無しに面白い❗️
ライトニング名画博物館 一階 ミステリーゾーンに展示されてるだけはある。知らずに見たらヒッチコック作品と勘違いしそうだけど、ワイルダーペーストを随所に散りばめていて、ヒッチコックとは違うんだぜ❗️って 気持ちがあったんじゃないかと いつもながらの勝手に想像。ヒッチコックだと情婦役は 金髪グラマーなキム・ノヴァクあたりになるんだけど、
マレーネ・デートリッヒを使うとこが さすが❗️ヒッチコック作品との違いを見せてる。
問題は 見ているうちに、主役の弁護士がヒッチコックに見えてくるんだよな~。これもワイルダーペーストなのか❓️
2kNeko

2kNekoの感想・評価

4.7
脚本が堅牢
エンドロールでこの映画の内容を話さないようにテロップが出た最初の作品
てるる

てるるの感想・評価

4.2
ビリー・ワイルダーは色んなジャンルの映画を手がけているけど、どの作品もレベルが高い。

この時代で既に映画としての方程式を確立していると言っても過言ではない。

アガサ・クリスティの「検察側の証人」を原作としているとはいえ、キャラクター設定やリズミカルでテンポの良い演出が絶妙。

ラストのオチは読めてしまったのだけど、それでもワイルダー監督のストーリーテリングの優秀さでとにかく面白い。

主人公がイケメンとかではなく、でっぷり太った老弁護士で、口うるさい看護師との軽妙なやり取りが良いアクセント。

これが法廷サスペンスというシリアスな内容に緊張と緩和を生み出している。

しかも演じた2人が実生活でも夫婦だったというのが面白い。
あれだけ息ピッタリなのも納得。

しかも看護師は原作にはいないキャラなので、よりワイルダー監督の映画を創り出す力量に驚かされる。

そして容疑者となる男を演じるタイロン・パワーの絶妙な優男感も素晴らしい。
その雰囲気のおかげで、この男が有罪なのか無罪なのかと観る者を惑わせる。

ラストも展開が読めたとしても好きな終わり方だったし、余韻が残る。

とりあえずまだ観たことの無い人は観るべき名作の1つだし、前情報は仕入れずに観た方がいいです。
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