アガサ・クリスティ原作の法廷サスペンス。1957年の映画なのに全く古さを感じさせない法廷ミステリーで、最後30分くらいまでは見事に騙されてしまった。
邦題の『情婦』には違和感があるので、原題そのまま和訳でよかったんじゃないかとは思う。
〝この映画をご覧になっていない方々のためにも、結末は決してお話にならないように〟
と、映画の最後に忠告されるが、これは本当に映画を観る上で、1950年代から変わらない守るべきマナーだったんだなと改めて感じさせられる。
自己顕示欲が強すぎるのか頭が悪いのか、映画のネタバレを平気で発信するような奴は陪審員全員一致でギルティだ。
