法廷モノとして何を回想シーンとして映して、何を口で語らせるかの塩梅が上手かったように思う。
オチが凄いとの専らの専らであるが、僕はイマイチだなあ。意外性と共感度が低いのが主な原因だけど、問題はそこではなくて、そのオチにハマれなかった人間は恐ろしいほどにこの映画の掴みどころがわからなくなる。というかそもそも今の映画とここまで古い映画の要素があまりにも違いすぎてもう評価は自分には不可能なんじゃねえかと。王貞治のウィキペディアを見てる感覚。
ウィルフリッド卿の価値観とかもそれはねえだろと思ってしまうところが多くて、自分には温故知新のおの字もないんだなあと絶望してる。