最後に驚いた。
それまで観た記憶を巻き戻してみても、すごく混乱。
自分の見ているもの、聞いたこと、発する言葉、向き合う相手、今いる場所。自分自身の存在にさえも、何を信じたら良いのかわからなくて拠り所もない。まさに“枝葉が落ちるよう”ないたたまれない混乱ぶりを見事に演じていたアンソニー・ホプキンスはさすがの名優。アカデミー賞受賞はあの時他に本命と言われていた人もいたけど、やはり意外なんかじゃない。
観て良かった。娘に「一緒に観よう」と言われたけど、一人で良かった。
どんな顔して観ればいいかわからないや。